茶碗蒸しの中 de 書評ぶろぐ

病気をきっかけに2年ほど主夫をしてました。 好きなマンガ、小説や主夫業についてツラツラ書きたいです、ほへ。

再び本を読み始めるためのブックオフ100円棚

地球人の読書離れが叫ばれて久しいですが、あのねえ、もう本なんか高くて買えないよ。二十年前に比べてかばやきさん太郎は10円のままなのに本はどうして高くなってるわけ?そんなん読むなと言われてるようなものではないですか。僕らみたいな第三惑星人はもうブックオフの100棚にすがるしかないですよ。

でもねえ、意外と、あるんですよ。良い本が。特にね新潮文庫!新潮さんの100円は中々良いですよー!

 

われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)

われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)

パパ・ヘミングウェイって意外と読んだことない人いるんじゃないでしょうか。あまりにも有名だと後回しでいいや、と読むタイミングを逸してしまうこと、ありますよね。更にヘミングウェイだと、サメとるんでしょ、みたいなね。戦争マッチョでしょ、みたいな先入観もあって余計に読まなくてもいっか…となっちゃう。

でもね(でもね)、意外とこう、ヘミングウェイ、センシティブな短編書いてるんですよ。どのくらいセンシティブかというと…そうですねえ、あ、村上春樹、これパクってんな、というくらいセンシティブです!(おっと)。

特に2巻に収録されているあ.「嵐のあとで」なんてねえ。センシティブの極地ですよ。

読めば、村上春樹のあの短編が頭をよぎるはずです。

海に沈んだ船の描写なんかはねえ。。。ほんとにいいんだから。ま100円ですから見かけたらマストバイですよ。表紙も(新潮社にしては)すごくイカしてますしね。

 

謎のギャラリー―こわい部屋 (新潮文庫)

謎のギャラリー―こわい部屋 (新潮文庫)

 

これもたまーに100円棚にあります。ヘミグウェイよりは遭遇率低いかな。

ちくま文庫版もあるんですが、そっちは普通の棚にあるから諦めましょう。

この本はですねえ、載っている短編もすごいですが、巻末にね、宮部みゆきさんと短編について色々話しているんですよ。それがまたいい。混ざりたい。

一番、面白いのは「四つの文字」かな。ファイナルス・トライクものですね。ゾっとしました。人間怖い。

このシリーズはこわい部屋以外にも3冊でているので、見かけたらマストバイです。

ちくま文庫の方が表紙はちょっとポップですけどね。

こわい部屋―謎のギャラリー (ちくま文庫)

 

最後の伝令 (新潮文庫)

最後の伝令 (新潮文庫)

 

 キングオブジャパニーズ小説家 大筒井。100円棚の4番バッター、エースストライカー。

筒井康隆の本はいっぱい100円棚にありますが、そのせいか、いまいちなのもあるんですよね。(ヘルとか?)

しかし!この短編集は裏筋に

SF回帰と熱狂的に迎えられ、死をめぐる文学的や新作とも激賞された傑作

と書かれているだけあって粒ぞろい。600円だしてもいいです。

一番は良いのは「九死虫」かな、8回死んでも生き返って9度目に本当に死ぬ虫の話なんですけど、一回で死のうが9回で死のうが死生観はあんまりかわらなんなというお話。奇想です。

表題作の「最後の伝令」はプレはたらく細胞って感じです。

ちなみにこれに載っている「北極王」は旅のラゴスに繋がっていると思っているのはワイだけやろか。。。

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

 

以上、再び本を読み始めるためのブックオフ100円棚でしたー

みんなでブックオフを買いささえるのだ!!